The Genealogy(Ver 1.18v) の説明  このプログラムは個人の系図記録を整理する目的で作りました。いろいろな資料か ら、一人一人の情報を一定の形式に従って、ランダムに入力することで、それぞれの データを家族単位に集計し、表示するプログラムです。最低限その人の(姓)名、父親 の(姓)名、があれば表示可能です。  なお、このプログラムの利用方法としては、個人で先祖の系図記録を作成するほか に、古い文献などの系図記録などを整理したり、聖書などの中の人間関係を整理する のにも利用できると思います。入力に当っては、最低限本人とその親の名前を入力す ればいいわけですから、それ以外のお互いの相互関係は意識せずに作業ができます。 【1】機動の仕方  GENEV.CFG というファイルをパスの通ったディレクトリに置いて、 >GENEV <データファイル名>    とします。  同梱の BIBLE.CSV というファイルを使って、>GENEV BIBLE.CSV としてみてください。   データファイルはラムディスクなどのアクセスの早いドライブに置くと処理が  早くなります。ラムディスクが E ドライブのときは、そこにこの BIBLE.CSV を  コピーして、>GENEV E:BIBLE.CSV とします。  ・件数が多くなると、表示の速度が遅くなります。  ・文字や罫線の色は、デフォルト値を使いますが、GENEV.CFG というファイルが   ある場合、そちらの指定を優先します。 【2】データファイルの形式   データファイルは以下の形式で作ります。一人分の最大長は660バイトを  取っています。一人分のデータはどんな長さでも、途中を改行で区切らずに  1行にします。区切りのコンマは半角のコンマ <,> です。 ***************************************************************************   姓,名,生年月日,出生地,結婚日,結婚地,相手の姓,名,死亡年月日,死亡地,父の姓,   父の名,母の姓,母の名,他の配偶者,予備1,予備2,予備3,予備4,予備5,予備6,   予備7,予備8,備考(直系のマーク),    ・・・・・・・・繰り返し・・・・・・・   (例)   土谷,重幸,1950/11/13,北九州市門司区,1981/01/30,東京都港区,古富,典子,,, 土谷,幸男,一木,文子,,,,,,,,,,#プロフィール, ***************************************************************************   データの中にスペースを入れても構いませんが、例えば      土谷  と  土 谷  は別人と認識されます。    なお、プログラムの機動直後は先頭のデータが自動的に表示されます。   通常はこの先頭データに自分自身のデータをいれておきます。それ以降の   データは順不同で構いませんが、子供の欄の表示に当ってはデータの入力   順に表示しますので、生年月日順に並べたいときは兄弟については年代の   古い順に入力しておいてください。(間に他のデータが入っても構いませ   ん。相対的に古い順になっていればいいのです。)  【データファイルのチェック】    機動後、「内容に誤りがあります。GENE_ERR.DAT をご覧下さい。」という表   示があって終了したときは、カレントディレクトリ内に出来ている、GENE_ERR.DAT   というファイルの中を見て下さい。以下のような形式で、コンマの数の異常を知   らせてくれます。データファイルを修正してから、もう一度立ち上げてください。   (GENE_ERR.DAT の中身の例)     2 件目:原田 /弥吉 -> コンマ(,) が 21 個です。(正常値 24)     13 件目:清水 /種吉 -> コンマ(,) が 27 個です。(正常値 24)    54 件目:西崎 /甚左衛門 -> コンマ(,) が 21 個です。(正常値 24)    1行のデータのコンマの数は、24個です。  【文字数の制限】    姓と名は : 全角で6文字分 12バイト    住所は : 全角で19文字分 38バイト    他の配偶者は: 全角で15文字分 30バイト    日付は、 : 10バイト    予備1、3、5、7は 10バイト    予備2、4、6、8は 6バイト    備考欄は 48バイト × 6 行     となっています。制限より長いデータがあると、動作不良の原因となる    場合がありますので、この範囲でお願いします。  【データ数の限界】    一応、6,000 件まで処理できます。200 件を越えると、カレントディレク   トリ内にワークファイルを作り、そのワークファイルを通して処理を行ないま   すので、表示の速度が遅くなります。    また、このワークファイルは1件当りおよそ 85 バイト弱のエリアを必要と   します。カレントディレクトリ内に、相応の空きエリアがなければ、エラーを   表示して終了します。  【直系マーク】   ・データの最後の区切りの備考欄の先頭に、半角で、# を入力しているデータ    は、兄弟の中で優先して選択するためのマークです。「家族の記録」「家族    の木」の表示のとき、子供の欄の表示の頭に、赤色で # が表示されます。    左にカーソルを移動すると、通常は一番上の子供にカーソルが移動しますが、    このマークが付いている方があれば、その方に移動します。 【3】他のソフトとのデータ共用について   ・TCARD というカード型データベースソフト(作者:古原さん)の上で、系図    データを共用することができます。   ・拡張子に .CSV がついたファイルについては、先頭のデータを項目データと    みなします。また、この項目データを GENEV.EXE の入力画面の項目として    使用します。(TCARD のフォームファイルでは、その他の設定の、一行目の    項目認識、の欄を A=1 としてください。)   ・添付ファイルの BIBLE.FRM というファイルは、TCARD 用のフォームファイル    です。>TCARD BIBLE.CSV とすることで、この BIBLE.FRM で指定した形式の    カードが表示されます。この時、TCARD の「外部」メニューを利用して、     GENEV.EXE を起動させることもできます。      --- TCARD は、FGALAP の LIB 4 に登録されています。 ---   <注意点>   ・TCARD では、項目数は可変ですが、GENEV では、項目数は24個に固定され    ています。系図データ以外のデータの時に外部コマンドで、GENEV を使用し    ても、エラーを表示して戻ってきます。   ・GENEV では、各項目に文字数の制限を設けていますが、TCARD にはありませ    ん。TCARD を使って、系図データの入力等を行う場合は、項目ごとの文字数    にご注意ください。   ・TCARD で、データの修正、追加、削除、並べ替え、等の作業を行った後、外    部コマンドで GENEV を呼び出したときには、これらの作業の記録は保存され    ず、立ち上げ時のデータのまま GENEV に渡されます(TCARD/V Ver. 2.00 で    確認)。これらの作業を生かしたいときには、一度 TCARD で保存してくださ    い。これを行わないと、これらの作業が無駄になります。   ・オプションメニューの中の「DOSコマンド」を利用して GENEV を起動させることもで    きます。   ・TCARD から GENEV を起動させて、GENEV の中でデータを削除したり修正する    こともできますが、元のデータのバックアップを取っておくなど、安全策を    取られることをお薦めします。 【4】キーの機能  「家族の記録」と「家族の木」での共通のキー   <→> 本人の父親へ移行します。   +<→> 本人の母親へ移行します。   <←> 子供に進みます。この時、通常はデータの中で上位にある子供が選択さ      れます。ただし、直系マークの欄に半角の '#' が入力されたデータが      ある場合そのデータが選択されます。       なお、'#' が入力されているデータが子供の欄に表示されているとき、      名前の頭に赤のリバースで '#' が表示されます。    プログラムを終了します。  「家族の記録」の状態   <↓> 配偶者を本人の欄とする、「家族の記録」を表示します。   <↑> 本人(上の欄に表示している方)に、他の配偶者がある場合、その方との      記録を表示します。ただし、その本人については、配偶者の人数分の複数      のデータが必要です。通常、それらは結婚年月日、結婚相手、及び他の配      偶者の欄が異なるだけです。    現在表示されている人から遡った「家族の木」を表示します。    現在表示されている方のデータを削除します。       ただし、先頭のデータは削除することはできません。    入力モードに移行します。入力モードについては、      【4】を参照してください。    姓と名によりデータの検索を行ないます。姓及び名は だけの入力に      より省略可能です。該当データが表示されたときに、 で、確定、       で、次の候補を探しに行きます。      【6】を参照してください。    機動直後の表示に戻ります。    ファイルに出力します。フォームファイルのデフォルト名は GENEFORM.V      です。カレントディレクトリに置いてください。出力ファイル名は、      GENE00.OUT、GENE01.OUT などと自動的に作成します。同名のファイルが      すでにあるときは、次々にカウントアップしていき、GENE99.OUT まで可      能です。 押している間、備考欄を表示します。   + 子供を本人の欄とする「家族の記録」を表示します。      を押すと、ガイド部分が変わります。からまでの9つの      キーに子供 0 から子供 9 が対応しています。  「家族の木」の状態   +<←> <←> と同じ機能です。   <↓> 下に進みます。ただし、すぐ下が空欄のときは飛ばします。一番下に行      くと左隣の欄の一番上に移ります。      中心の位置にあるときにこのキーを押すと、配偶者と入れ代わります。   <↑> 上に進みます。ただし、すぐ上が空欄のときは飛ばします。一番上に行      くと右隣の欄の一番上に移ります。    現在カーソルがある人の「家族の記録」を表示します。もしその人      の記録がデータ内に無い時は、家族の木はそのままです。 【5】 入力モードについて   ・入力モードに入ると、更新か新規かを聞いてきます。更新とはそのデータを    修正したり、利用して新しいデータを作るときに使います。    <→>     文字列内を右に移動します。    <←>     文字列内を左に移動します。    <↓>     次の項目に移動します。    <↑>     前の項目に移動します。        入力を終了します。     カーソルのすぐ左の文字を消しながら左に移動します。        カーソルの位置の文字を消去します。        挿入モードと上書きモードを切り換えます。挿入モードでは、           アンダーラインカーソル、上書きモードでは、縦型のカーソル           です。        中止します。         現在表示されている状態に変更して登録します。           更新モードの時は、 も同じ意味です。         現在表示されている状態のデータを新たに追加して登録しま           す。元になったデータは以前のままで残り、新たに1件のデ ータが追加されます。           新規モードの時は、 も同じ意味です。   ・この、入力モードに一度でも入ると、終了時には、ファイルを更新する作業    を行ないます。これにより、元のファイルの拡張子を <.BAK> に変更し、元    のファイル名と同名の別のファイルを作ります。このため、データファイル    のあるディレクトリは、データファイルの大きさより大きな空き容量が必要    になります。なお、安全のため、データファイルのコピーを取っておいて作    業をされるようにお勧めします。   ・この入力モードを使用すると、カレントディレクトリ内にワークファイルを    作成し、変更や追加の情報を書き込みます。このため、カレントディレクト    リも、作業用の空きエリアが必要になります。このワークファイルの大きさ    は、実際に変更したり、追加したりしたデータの大きさ分が必要です。   ・備考欄の入力については、全角24文字分の6行を取っています。各行は独    立して入力するようになっていますが、途中の行がなにもない行の時は、    それ以降の行は無視されます。意識的に空白の行を作りたいときは、1文字    分でもスペースを入れてください。 【6】 出力用フォーマットについて   ・GENEV.EXE で、系図データを出力するときには、出力用フォームファイルを    作成する必要があります。   ・家族の記録の状態からしか、出力は出来ません。   ・カレントディレクトリー内のファイルとして出力できます。   ・フォームファイルのデフォルト名は、GENEFORM.V です。GENEFORM.V は、カ    レントディレクトリに置いてください。  【ファイル作成の規則】   ・半角の ; で始まる行は、コメント行として無視されます。途中に ; がある    場合は普通に出力します。   ・文字列を表すためには、\p0101、\c0102 などとします。    p01 は本人、p02 は配偶者、cXX は子供を表わします。子供の番号は、32 ま    で有効です。家族の記録では9人、家族の木では16人までしか表示しませ    んが、データさえあれば、出力時には32人まで対応します。   ・下二桁の数字はデータの中身を表わします。例えば、姓は 01、名は 02、 父親の姓は 11 と言う風に、, で区切られたデータの順に対応しています。   コンマの数が24個なので、番号は 01 から 24 までが有効となります。   これについては、本人、配偶者、子供について、それぞれ 01 から 24 まで 指定できます。   ・\p0101 などのスクリプトに対応する文字列は、\ の位置を始めとして出力 します。   ・1行の長さは、250バイト です。それを越えても出力しますが、文字列に対応 するスクリプトが、ちょうどまたがるような時は、認識しません。   ・スクリプトに対応する文字列が長い場合次の点に注意してください。   (例)      \p0104 \p0103     というスクリプトの埋め込みがあった場合、\p0104 は住所ですから、 通常、\p0103 の領域にまで、入り込みます。この場合、\p0103 の \ が   かぶさる位置以上に長いときは、\p0103 は認識されません。    また、スクリプトが行の最後にかかる時に、対応する文字列が改行コードを 越える長さのときは、改行の位置で切られます。このとき、全角文字の1バ   イト目で切られるときは、最後の文字の表示が違う文字になることがありま   す。         <項目の番号表>    01:姓 02:名 03:生年月日 04:出生地 05:結婚日 06:結婚地 07:相手の姓 08:名 09:死亡年月日 10:死亡地 11:父の姓 11:父の名 13:母の姓 14:母の名 15:他の配偶者 16:予備1 17:予備2 18:予備3 19:予備4 20:予備5 21:予備6 22:予備7 23:予備8 24:備考(直系マーク), 【7】検索機能      を選択すると、姓を聞いてきます。もし、 だけを入れると姓    に関しては、全てが対象となります。名についても同様です。姓と名を入    力すると、ウィンドーに該当のデータが表示されます。 で、確定、     で、次の候補を探しに行きます。     この検索機能により、例えば互いにつながりのない、複数のグループの    系図データをひとつのファイルに管理することもできます。     この機能を使うことで、”○○家”の部分を素早く表示させることがで    きます。 【8】その他  ・ データの中では、基本的には男女の区別はありません。ただし、「家族の木」   の表示のときは、父親が上に母親が下に表示されます。  ・ 配偶者の欄が青色で表示されているものは、データファイルの中に、配偶者   のデータが無いことを示しています。  ・ 子供の欄の表示は、現在本人の欄に表示されている方の子供が表示されます。   この状態では、その本人の子供であり、かつ現在表示されている配偶者との間   の子供は白で、他の配偶者との子供は黄色で表示されます。    また配偶者の名前が不明で記入がないような場合も、その本人の子供は黄色   で表示されます。  ・ 仮に同姓同名の先祖がおられた場合、判別できません。入力側で工夫する必   要があります。例えば、       一人を     土谷,重幸  とし、       もう一人を   土谷,重 幸  とするとかです。  ・ 子供は、「家族の記録」では9人、「家族の木」では16人までしか、表   示しません。ただし、出力は32人まで対応しています。  ・ GENEV.CFG というファイルで、表示の色を設定できます。設定の仕方は、   GENEV.CFG の説明をご覧ください。このファイルはパスの通ったディレクトリ   に置いてください。通常、GENEV.EXE と同じディレクトリが良いでしょう。  ・ このプログラムはもともと私が所属する末日聖徒イエスキリスト教会での系   図プログラムに沿った形で作りましたので、予備1から予備8までは教会で必   要な情報をいれるようにしています。しかし、項目毎の扱いには区別をしてい   ませんので、この予備の項目はそれぞれが自由に意味を持たせて使うことが出   来ます。ただし、予備欄の表示画面での文字数は、それぞれ5文字しか取って   いません。   以上がこのプログラムの概要です。 【謝 辞】   GENEVを開発するにあたり、ご協力をいただいた方々にお礼を申し上げま  す。特に、TCARDの開発者である古原さんには、この度のGENEVのバー  ジョンアップに際し、TCARDとのデータの共用、及び、フォームファイルの  添付について、快く承諾をいただきました。ありがとうございました。   TCARDは、シンプルで、とても使い易いカード型データベースソフトだと  思います。このようなソフトを公開してくださった古原さんに感謝しています。   また、DOS/V版の開発にあたり、モニターを引き受けてくださった    道岡さん、   その他励ましのメールを下さった方々に、この場をお借りしてお礼を申し上げ  ます。 【配布について】   本プログラムはフリーソフトウエアです。転載、配布および運用は自由です。  ただし、配布するときはこのマニュアルも一緒に配布してください。また、他の  参考データファイルを追加して下さっても構いませんが、その旨のコメントも添  えていただくようお願いします。配布した場合、お知らせ頂けると嬉しいです。   なお、このプログラムの使用により、トラブルが発生したとしても、責任を持  てませんので、ご了承下さい。 【このプログラムの系譜】   同梱の GENEV118.HIS というファイルをこの GENEV.EXE を使って、  GENEV GENEV118.HIS としてみてください。このプログラムの開発の系譜が表示  されます。 【参考図書】  「DOS/Vプログラミングガイド」(アスキー出版局)最上 晃 著  「DOS/Vテクニカルリファレンスマニュアル」(ソフトバンク)                            芦達 剛 著 ****************************************************************************  ご意見、ご要望、ご教示など気軽にお寄せください。      NIFTY: MHF00717    土谷  重幸  (=゚゚=) ドラエモン                         1994年9月18日